「若い時の苦労は買ってでもせよ」は本当に正しいのだろうか
「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があるのをご存知でしょうか?
何で聞いたのかは覚えていないのだけれど、何度か聞いたことがあるいわゆることわざという奴です。
最近一人暮らしを始めようと思っていたのだが、周りの友人と違って親からの支援を期待できない僕は一人暮らしをするのが少し辛そうだなと思っていました。
そんな時この言葉をふと思い出して、もしかしたら辛そうだとしても挑戦してみるべきなのかもしれないと思うようになったのです。
この記事では「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉について、僕自身がどう思うかを書こうと思います。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」の意味
「若い時の苦労は買ってでもせよ」はことわざで、意味は"若い時にする苦労は必ず貴重な経験となって将来役立つものだから、求めてでもするほうがよい"ということです。
僕は一人暮らしをする前に「辛そうだな…」と思ってしまったのですが、そんな苦労を買ってでもするべきだというのです。
苦労をするのにお金を払いたいとは思わないのですが、ことわざというのは昔の人の知恵が詰まっているようにも感じます。
つまり昔の人は若い時の苦労が将来役に立ったと感じているのです。
僕はまだ若いので「あの時の苦労があったから今がある」なんて感じることはないのですが、もしかしたら10年後・20年後に思っているかもしれません。
そう思うと、若い時の苦労は買ってでもするべきなのでしょう。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」の例
苦労を買った例①太田光代さん
僕が知っている若い時に苦労を買って成功した人の例は、爆笑問題の太田光さんの妻であり株式会社タイタンの代表取締役を務める太田光代さんです。
太田光代さんは高校生の時に親に「一人暮らしをしたい」と伝えたところ反対されたのですが、それを押し切り「一人暮らしをするなら親は何も援助をしない」という条件のもとに一人暮らしを始めました。
その後アルバイトで生計を立てながら一人暮らしを始めるのですが、アルバイトの給料だけでは当然満足のいく暮らしはできないので、お風呂の代わりに水で毎日体を洗っていたそうです。
今親のすねをかじって大学生をしている僕からすると、ここまでの苦労をできる気がしません。
しかし、成功している人がこんな苦労をしていたのだと思うと、僕も負けずに苦労を買うべきなのだとも思いました。
苦労を買った例②豊臣秀吉
他に豊臣秀吉も自ら苦労を買うことを選んだ人です。
金ヶ崎の戦いという織田軍が朝倉に攻め込んだ負け戦があるのですが、豊臣秀吉はその戦でしんがりと呼ばれる自らの命をかけた役職に名乗りを上げました。
結果としてしんがりとしての役割を果たした秀吉ですが、もし織田信長から無理やりしんがりをやらされていたら結果は変わっていたかもしれません。
結果論ではあるのですが、積極的に行動するというのは間違ってないと思います。
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逆に苦労はするなという意見もある
ここまで「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉を肯定的に見てきましたが、もちろん中には「若い時に苦労なんてするべきじゃない。売ってでも押し付けるべきだ」という意見もあります。
苦労なんかしたって何の意味もないという意見ですが、確かに苦労を自ら買うというのはドMのやり方かもしれません。
しかし苦労は良い経験になっている気がしています。
苦労したい人はして、できるだけ穏便に生きたい人は苦労しないようにすれば良いのではないでしょうか?
苦労は投資になるのか
若い時の苦労が投資になると考えれば、確かに若い時から苦労しておくことが良いと思います。
投資の世界には単利と複利があって、複利は時間があればあるほどより大きいリターンを得ることが可能です。
そう考えると、若い時の苦労は買ってでもするべきだと言えるでしょう。
21歳の今する苦労が、おじいちゃんになった時には莫大なリターンとして返ってくるかもしれないからです。
若い時の苦労は買ってでもするべきな気がする
結論ですが、若い時の苦労は買ってでもするべきな気がしています。
若い時に苦労していれば、同じような場面になった時にできるだけ苦労を甘受しないように対処することができるからです。
逆に言えばなるべく早く苦労を経験しておかなければ、老人になった時に苦労する可能性があります。
買ってでもするべきとまでは言えないのですが、若い時に苦労しておくことはその後の人生においてプラスの影響を与える気がしています。