犯罪者の家庭環境から学ぶ教育

松本智津夫死刑囚の死刑執行で

今日オウム真理教の松本智津夫死刑囚の死刑が執行されました。

そこでふと「犯罪者はどんな家庭環境で育ったのかな?」と思い、調べて、共通点を出してみたので気になる方はご覧ください。

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犯罪者はどんな環境で育ったのか

松本智津夫(地下鉄サリン事件)

幼少期

1955年、熊本の畳職人の家庭の四男として生まれ、先天性の緑内障を患って左目がほとんど見えていなかった。

畳の需要はどんどん落ちていき、7人の子がいる松本家の生活は貧しくなっていった。

そのため両親は働きづくめで兄や姉が親代わりとなった。

盲学校時代

智津夫は全盲の長兄とは違い右目は見えたのにも関わらず、お金のかからない盲学校に入れられ「親に捨てられた」と嘆いていたという。

6歳の時に盲学校に入れられたが20歳で卒業するまで両親が訪ねてくることはなく、衣服や食料などを送ることもなかった。

盲学校の中では目が見えたために暴力・窃盗などやりたい放題。

なんと卒業までに恐喝で300万円も貯金を作った。

高等部になると人を救うために医学部を志望したが、当時は視覚障害者では医師免許が取得できなかったので諦めた。

その後東大法学部卒で内閣総理大臣になりたいと考え始めた。

なお、盲学校時代の児童会長や生徒会長に立候補してるが全て落選している。

加藤智大(秋葉原通り魔事件)

親にかなり厳しく育てられ、青森に住んでいたのだが冬に薄着で外に立たされるなどしていた。

友人の家に遊びに行くことも、友人を家に呼ぶことも禁止。

見ていいテレビは『ドラえもん』と『まんが日本昔ばなし』のみで、もちろん男女交際も禁止。

母親の10秒ルールというものがあり、母親の質問に対し10秒で答えられないとビンタされていた。

父も黙っているばかりで助け舟を出すことはなかった。

酒鬼薔薇聖斗(連続児童殺傷事件)

父親が多忙でたまに出来た休日にはゴルフへ行くため家にはほとんどいなかった。

父親は酒鬼薔薇聖斗に対しては無関心で、ナイフを持ったり動物虐待をしても気に留めない様子であった。

主に教育を任されていた母親のしつけは厳しく、幼少期の早くから食事や排便のしつけをされていた。

母親は酒鬼薔薇聖斗にエアーガンを買い与え、動物虐待を推奨したとの情報も。


犯罪者が育った環境の共通点

親との関係は何かしら影響がありそう

今回3人の犯罪者の生い立ちを通してわかったことは、犯罪者が育ったのには親との関係に異常性がありそうということです。

家が貧しく親と会えない、親のしつけがとても厳しいなど、子供が親から「愛されている」と感じていないのは問題なのかもしれません。

とはいえ日本には片親の家庭もたくさんありますし、親がいない子供もいます。

その場合は片親、もしくは親以外の親族などからの愛情が必要になるのでしょう。


反面教師にして教育を考える

教育は人によりますし、正解がないので難しいです。

しかし子供が成長する上で、親が何かを強要しすぎたり、押し付けたりすることはあまり良い影響にはならないと思います。

もしぼくにも子供ができたら愛情を持って子供と接したいなと思いました。

またのおこしを。